2018年5月19日土曜日

研ぎ






気の遠くなる研ぎが始まりました…
1日5時間やっても足が一本研げるのみ。。
先行きが不安になります…

ただひたすら、、黙々と、、、研ぐ
ピカピカの鍋底をひたすら磨き続けてるような感覚になりました( i _ i )

なんでこんな大きな面積を、塗っては研ぎ塗っては研ぎするのか、、、、なんでわざわざ漆で…ただのバカだ。。
が頭の中を何度も廻ります







塗り


呂色漆を塗る時は、楽しみでもあり緊張の瞬間
大袈裟に言うなれば、作品に命を吹き込む瞬間のような

ここまで積み重ねてきた工程の真相が明らかにされる瞬間でもある…
手のひらの感覚だけが頼りの曲面。
漆を塗ると流線がはっきりとします。








大型4体と小さい作品を同時に制作中です。
が、1人では回りきらない…




爪部分は、錆を盛り上げてよりリアルに





漆の現在2018展


日本橋三越本店にて、グループ展に出品させて頂いております。
工芸評論家・多摩美術大学教授 外舘和子先生による企画展覧会です。

作風、技法、会派を超えての大変貴重な展覧会に参加させて頂きとても光栄です。




22日火曜日までと短い期間ですが、よろしくお願い致します。




2018年作の新作を出品しています。
タイトル「孤独の身体」





5月12日の毎日新聞にて、外舘先生に作品について触れて頂きました。
自分ではあまり意識していなかった自分自信の立ち位置を客観的に捉えさせていただき、とても励みになりました。